限界を越える。

もう力尽き、

何も頼るところがなかった。

“がんばり” “自力” “傲慢”

 

 

 

ただただ素直に

“助けてほしい”

と身を委ねる。

 

 

 

投げやりに放ったらかす、ではなく、

無責任になるでもなく。

 

 

 

ただただ

純粋な気持ちでお願いした。

 

 

 

肉体的な己の努力には限界がある。

人は本能的に

わかっていたのかもしれない。

 

 

 

我が砕け、無になった時、

そこにあったのは、

絶望や暗闇ではなかった。

 

 

 

ここに辿り着けるように

ずっと見守ってもらえてた。

ひとりではなかった。

 

 

 

まるで、黒のオセロが白に変わるような。

 

 

 

自分の過去やすべてに感謝もできた。